Report Detail - 「奥多摩VCボランティア会だより 2012年3月」
早春の生き物みっけ!「ナガレタゴガエルを探そう」! 期日:2012年3月4日(日)曇
JR青梅線奥多摩駅より徒歩で40分ほどの「さかな養殖センター」付近の渓谷にナガレタゴガエルを観察にでかけました。当日は、このところ何度か降った雪がまだ所々に残っていて冬山の様相でしたが、渓流釣りの解禁日と重なっていたため、普段は静かな沢が釣り人で賑わっていました。ナガレタゴガエルは、まだ雪が残るような寒い時期に沢の中で産卵します。産卵場所を特定するのは大変難しいのですが、冷たく澄んだ流れの中で、抱接しているものを含めて何匹かのナガレタゴガエルとカジカの稚魚を観察することができました。ナガレタゴガエルは奥多摩で1978年に発見されて1990年に新種として登録されました。 本州中央部(関東、中部、北陸、近畿の各地方)の山間部の渓流地帯に生息していることが確認されていますが、どんな生活をしているのか? まだまだ、よく分からない事だらけで“不思議がいっぱい”のカエルです。